
オホーツク管内の消防組合が6月27日、北見市内で、緊急消防援助隊の合同研修会を実施した。大規模災害を想定した訓練で、座学研修のほか、炊き出し訓練や土砂災害対応訓練などを行い、北見、網走、紋別など6消防組合から35人が参加した。
同研修会は、2022年度から実施し、今回で4回目。大規模災害が発生した場合の手技や救出要領の習得のほか、管内の消防組合職員同士の顔が見える関係作りが目的。
市クリーンライフセンターで行われた土砂災害対応訓練は、大雨による土砂災害の発生を想定。住民1人が土砂に埋まっていることをドローンで確認し、救助へ向かった。
要救助者は直立の状態で埋まり、意識はあるという状況。隊員達は要救助者が埋まっている土砂の斜面に到着すると、2次災害防止のための合板(コンパネ)と、安全帯をつなぐ棒を設置。安全確認後、スコップで土砂をかき出した。作業中は要救助者への声掛けや励まし、作業状況の伝達など、コミュニケーションを取りながら、本番さながらに救助活動訓練を行った。 (知)