
交通死亡事故ゼロ日数が6月2日で3000日に達した置戸町と町内団体に北海道と道警北見方面本部から、交通安全推進の取り組みに対する感謝状が贈られた。
2017年3月16日に町内のバイパスのトンネル内で事故が発生し、町民が亡くなった。当時、事故死ゼロ5000日を達成したばかりで、町民はその後、気持ちも新たに交通安全に取り組んできた。今回は達成記念の催しなどは行わない予定。
6月27日、町役場に関係者が集まり、道から置戸町に、住民一体となって交通安全の推進に取り組んだとして感謝状が伝達された。また道警北本から町交通安全推進委員会、町交通安全協会、町交通安全指導員会にそれぞれ感謝状が渡された。
町の市街地では登下校時に児童・生徒を見守る活動が行われているが、郊外路線はスピードを出す車も多く課題になっている。表彰後の懇談で「つい先日も国道と町道の交差点で一旦停止せずに事故が起きた。海外からの旅行客と思われる運転手がナビを見ながら走行していたらしい」と情報交換。町民が気を付けても事故は起きると心配そうに話した。
前回事故発生の翌日から8年3カ月余りの到達。深川正美町長は「今後さらに期間を延ばせるよう努めたい」と気を引き締めた。 (寒)