
美幌町で暮らす外国人と町民らがまちを歩いて防災を考える「多文化&防災まちさんぽ」が6日、市街地で開かれ、参加者が自動体外式除細動器(AED)や避難所などを歩いてチェックした。
住民と交流しながら、地域の防災に関する取り組みやインフラに理解を深めてもらおうと、一般社団法人にほんごさぽーと北海道(十勝管内音更町)が主催。6月22日とこの日の全2回で、前回は散歩コースを考えた。
自分たちで考えたコースを歩き
「友人らにも情報伝えたい」
実際に散歩するこの日は、東南アジア、アフリカなどの地域から来日し、町内で働く技能実習生、北見工業大学で学ぶ留学生に加え、日本人のボランティアら合わせて15人ほどが参加。3グループに分かれて約1時間ほど市街地を歩き、スーパーなどの施設に備えられたAED、公衆電話、指定緊急避難場所と指定避難所の看板、災害時に稼働する自動販売機などを探し、シールを張るなどして地図を完成させた。
実習生らは「友人や同僚にも情報を伝えたい」と、自国語でマップを作成。AEDになじみのない実習生もおり、使い方の説明も書き込んでいた。 (浩)