北見市選挙管理委員会は、20日に投開票が行われた参議院議員選挙の市内の投票・開票結果について、市のホームページに掲載した。市内全体の投票率(選挙区)は54・62%。前回3年前の参院選の50・03%よりも4・59ポイント上昇した。道選管も道内市町村の投票結果をホームページ上に発表している。
同市の当日の有権者は9万5890人、投票は5万2378人。
このうち期日前投票者数は2万2527人で有権者の23・5%が利用。全投票者の43%を占め、投票率アップの要因の一つとなった。
参院選における近年の市内投票率(選挙区)は2010年の57・26%以降3回連続で5割を切り、13年が48・55%、16年49・60%、19年49・48%。22年にやっと5割を超え50・03%だった。
今回投票率が上昇した要因について市選管は「全国的にみても、連休の中日に投開票という日程が積極的な期日前投票につながったとみられる。もう一つは選挙への関心の表れ」と分析する。
ただ「全道平均や他都市と比べてもまだ低迷しているので詳細を分析し、次回以降の投票率アップにつなげたい」と話す。
管内町村計は63・48%
一方、道選管によると、全道の投票率(同)は59・69%で前回の53・98%に比べ、5・71ポイント上回った。オホーツク管内の町村計は63・48%で同比4・01ポイントの上昇。
市町村別の投票率は網走市が58・89%(前回比4・54ポイント増)、美幌町が56・65(2・33同)、津別町が61・27%(4・30同)、大空町が67・07%(6・46同)、訓子府町が62・92%(3・82同)、置戸町が71・67%(1・66同)といずれも前回選挙を上回った。 (寒)