置戸町常元の名勝地、鹿の子沢の麓にある滝は、ときに七色に輝くことから、地元で「虹の滝」と呼ばれ親しまれている。ただ今年は雨が少なく、水量はどうだろうと心配になり、日照り続きの7月23日に訪ねてみた。
沢を進むと、轟音とともに水が勢いよく流れ落ちていた。この日まで7月の常元の降水量は気象庁の観測データによると計32・5㍉。月平均の3分の1に満たず、流れ落ちて来るのは雨水ではないはず。湧き水なのであろう、例年と変わらずこんこんとたたえる。
虹に迫るように滝つぼに近づき見上げると、マイナスイオンたっぷりの水しぶきがミストシャワーとなって降り注いできた。 (寒)