全国大会 3部門で入賞

2025-08-08 掲載

(網走市/文化)

網走南ケ丘高校放送局

 網走南ケ丘高校放送局が第72回NHK杯全国高校放送コンテスト、(7月21~24日、東京)で、テレビドキュメントなど出場した3部門すべてで準決勝に進出し、それぞれ制作奨励賞を受賞した。同校が全国大会で3部門同時に入賞したのは初めて。髙田海星局長(3年)は「大変うれしいです。この結果を糧に、後輩達にも頑張ってもらいたい」と話している。

同校初の快挙
テレビドキュメントなどそれぞれ制作奨励賞

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 全国大会には各地区から勝ち抜いてきた約500校が出場し、6部門で審査が行われた。同校が出場した準々決勝のラジオドキュメント、テレビドキュメントの各部門には約200作品、創作ラジオドラマには約100作品が参加。そのうち準決勝に進めるのはラジオ、テレビは各41作品、創作ラジオは21作品で、同校は3部門とも準決勝に進出。それぞれ4作品という狭き門である決勝進出は叶わなかったが、3作品すべてで入賞した。

 同校のテレビドキュメント作品は生徒手帳をテーマにした「開かない日々」。審査員からは「実際に学校を動かしたその流れが簡潔にかつ丁寧に描かれています。素晴らしい作品」などと講評された。制作を担当した湊魁人さん(3年、副局長)は「悔いがないと言ったら嘘になりますが、自分のすべてを出し切った作品になったと思います」と振り返る。

 ラジオドキュメント作品は男子トイレの小便器に着目した「隣の人」。「高校生らしいメッセージ性のある作品」などと審査員から評価された。制作担当の尾角恭輝さん(3年)は「最初で最後の全国大会。準決勝に行くことができて素直にうれしかったです」。

 ある兄弟の生涯を通して平和の尊さなどを描いた創作ラジオドラマ「海よ、この手紙を」は「現代の戦争にもふれている考えさせられる作品」と講評。制作を担当した前田龍之介さん(3年)は「ラジオドラマは昨年制作していなかったので分からないことだらけでしたが、このような結果を得ることができて本当に良かった」と喜びをかみしめる。

 顧問の奥山明典教諭は「生徒達の日ごろの努力が実って良かった。他校の生徒との交流もあり、生徒達にとって生涯忘れ得ぬ有意義な大会になったと思います」とし「番組制作に協力していただいた皆様に改め心からお礼を申し上げます」と感謝した。 (菊)

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