日本学生陸上競技個人選手権優勝

2025-09-03 掲載

(北見市/スポーツ)

北見出身・金沢学院大4年 永井 優会さん

女子1万㍍競歩で初の学生日本一
次の五輪まで頑張りたい

学生日本一を報告する永井優会さんと父親の慎司さん。金メダルを実感する辻市長 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
学生日本一を報告する永井優会さんと父親の慎司さん。金メダルを実感する辻市長

 北見市出身で金沢学院大学4年の永井優会(ゆあ)さんが8月28日、北見市役所を訪れ辻直孝市長に、2025日本学生陸上競技個人選手権女子1万㍍競歩で優勝したことを報告した。苦労の末、手にした金メダルを持参し、重さを実感した辻市長は「難しい競技、よく頑張ったね。おめでとう」とたたえ、永井さんは、はにかんだ笑顔をみせた。

 北見緑陵高校陸上部の当時は、全道ナンバーワンのタイムを記録するも、新型コロナ流行の真っ只中でインターハイが中止に。大学進学後は同乗中の車が交通事故に遭い、腕の骨を折るケガやアキレス腱の負傷に泣いた。

 さまざまな困難を乗り越えつつ臨んだ今年の同選手権では、課題だったレッドカードを1枚も出されず、2位の選手に30秒以上の差をつけて圧倒。初の学生日本一に輝いた。

辻市長を表敬、優勝を報告
北見での後進育成にも意欲

 この日の表敬訪問には自らの陸上競技経験を生かし、優会さんが小学生の時から、コーチやトレーナーとしてサポートする父親の慎也さんが同席。「本人は、かつて指導を受けたこの地域に結果で貢献したいと頑張っている。帰省時には地元選手への助言も」と報告。辻市長は「指導を受けられるのは、皆励みになる」と歓迎した。

 今後の目標について優会さんは「次のオリンピックまで頑張ってみます。出場ポイント獲得へ来年2月の大会がかぎになる」と話し、表情が変わった。辻市長は「良い結果を待っています」と激励した。

 その足ならしに今月7日に札幌市で行われる北日本学生陸上1万㍍競歩に出場。「北海道記録を持っている立場なので、恥ずかしくないレースがしたい」と責任感のある成長した言葉を語った。 (寒)

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