網走市内の外国人…5年間で2倍以上に

2025-09-05 掲載

(網走市/社会)

9月以降、市営住宅に100人ほどが入居予定

 網走市は、一定の条件を満たした外国人を対象に市営住宅の入居を可能としており、今年9月以降は新たに100人ほどが入居する見込みだ。近年、市内に生活基盤を置く外国人は増加し、今年8月末時点で600人を超え、5年前と比べ2倍以上増えている。

主に市内事業者の人材として来網
8月末時点で600人超え
今後も増加傾向続く

 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==

 市は昨年4月から、「市内事業者の人材確保に向けた支援」(市HPより)として、市営住宅の〝目的外使用〟として外国人の入居を可能とした。

 今年度は、大曲地区と台町地区の市営住宅計40戸を外国人に貸し出す。今年3月と7月に入居者を募り、3日時点で33戸の申請があった。9月以降に順次、入居する。

 貸し出す部屋の最大居住人数は3人となっており、単純計算だが9月以降に入居する外国人は計100人ほどになる見込み。入居者の国籍詳細は現時点ではっきりしていないが、「大半はインドネシア、ベトナム、中国人」(市の担当者)で、市内の水産加工会社などに勤務する。

 現在、市内大曲地区と台町地区の市営住宅に40人ほどの外国人が暮らしている。インドネシア、フィリピン、ベトナムなどで、水産加工会社などで働いている。

 市公表のデータによると、今年8月時点の外国人人口は655人で、全体の2%を占めた。昨年の〝外国人割合〟は1・5%、5年前(令和2年)は0・9%となっており、増加傾向は今後も続くことが予想される。 (大)

キーワード

  • 外国人

関連記事

検索フォーム

キーワード

地域

表示順

 

カレンダー