市は昨年4月から、「市内事業者の人材確保に向けた支援」(市HPより)として、市営住宅の〝目的外使用〟として外国人の入居を可能とした。
今年度は、大曲地区と台町地区の市営住宅計40戸を外国人に貸し出す。今年3月と7月に入居者を募り、3日時点で33戸の申請があった。9月以降に順次、入居する。
貸し出す部屋の最大居住人数は3人となっており、単純計算だが9月以降に入居する外国人は計100人ほどになる見込み。入居者の国籍詳細は現時点ではっきりしていないが、「大半はインドネシア、ベトナム、中国人」(市の担当者)で、市内の水産加工会社などに勤務する。
現在、市内大曲地区と台町地区の市営住宅に40人ほどの外国人が暮らしている。インドネシア、フィリピン、ベトナムなどで、水産加工会社などで働いている。
市公表のデータによると、今年8月時点の外国人人口は655人で、全体の2%を占めた。昨年の〝外国人割合〟は1・5%、5年前(令和2年)は0・9%となっており、増加傾向は今後も続くことが予想される。 (大)