
少年野球の北見ビクトリーに所属していた北見南小6年生の時はチームの市内大会全勝に貢献、投手2人とともに選抜学童野球大会の北海道チームに選出された。中学生になると硬式野球に転身。3年次には北見リトルシニア球団初の全道優勝に捕手として貢献した。高校は岩手県の盛岡大附属に進学、卒業後の2022年から東農大オホーツク硬式野球部に籍を置き、部員約100人、捕手だけでも10人ほど所属する中で鍛えられてきた。
同学年のライバルがいる中で、前・春季リーグは千葉選手ら4年生捕手2人が交互にスタメンを担ってきたが、今・秋季は初戦からずっと千葉選手がスタメンマスクを被る。「全国大会の明治神宮大会出場がチーム目標。そのためには今リーグは必ず勝ち上がらなければならない」と千葉選手。打順は6番で「自分は打てなかったとしても、ピッチャーを勝利に導くリード面でチームに貢献したいと考えている」と話す。
地元球児達にもエール「やりがい見つけて」
インサイドワークは中学硬式野球の北見リトルシニアの当時から定評があった。持ち球も性格も異なる3人の投手の長点を引き出してチームの全道優勝へと導いた。スポトレ球場で行われた今季第3節(9月6、7日)の対北洋大戦でも3、4年生投手をのびのびと投げさせ、1年生投手がピンチを迎えた場面では決めての変化球で三振を奪うなど巧みにリードした。「経験が自信になると思う。試合の中で後輩達が成長していけるよう役目を果たせればと考えている」と最上級生の女房役として優しく見守る。
大きな目標とともに各ポジション、持ち場ごとにそれぞれ役割があると考える。地元の野球少年達にも「やりがいを見つけ、ともに野球を楽しもう」とエールを送る。 (寒)

