
北見南小学校の児童で構成する野球少年団「北見ビクトリー」の創立50周年記念式典が22日、市内のホテルで開かれた。現役団員をはじめ卒団生や歴代父母ら110人あまりが出席し、1975年のチーム立ち上げから半世紀にわたり少年団活動を支える白幡隆代表(72)へ感謝を伝え、心温まる節目の1日とした。
乾杯の挨拶に立った竹村文宏監督は「50年という長い歴史を刻んでこられたのは何よりも白幡さんの存在があったから」と感謝を述べ、「今日までグラウンドに立ち続け、子ども達に情熱を注ぎ、指導者や保護者を温かく見守ってくださった。その姿勢に、ただただ頭が下がる思いです」と、存在の大きさに触れた。
加藤耕太郎キャプテンは「白幡さんはいつもたくさんほめてくれる優しい人です。これからもたくさんのことを教えてください」とメッセージを送った。
記念品の贈呈では、白幡さんの孫で同団OBの荒川壮大さんが登壇。団からの50年分の感謝の気持ちとして白幡さんにゴールデングローブを、妻の美恵子さんにプリザーブドフラワーを手渡した。
白幡さんは「言葉にならないほどうれしい。入団してくれた子ども達と団員を支えてくれた父母の会の皆さま、たくさんの指導者のおかげです。素晴らしいビクトリーの子ども達のためにもう少しだけ野球を続けさせてもらいたい。今後ともよろしくお願いします」と挨拶した。 (理)
