ビクトリーは生活のほとんど

2025-11-27 掲載

(北見市/スポーツ)

団活動振り返り、周囲に感謝

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 祝賀会でスポットライトを浴びながら入場した白幡さん(写真)は、出席者に深々と頭を下げながら席に着いた。少年団活動を振り返り「あっという間の50年。いろんな方々に助けていただいた。関わってくださった皆さんのおかげ」と感謝が尽きない。

 甥っ子へ野球を教えているうちに、野球をやりたい子が自然と集まり、ならばと1975年にチームを発足。翌年には北見市野球連盟少年部に加盟し、公式戦に出場するようになった。

 発足当初は父母の会もなく、団員達のユニフォームはポケットマネーでそろえた。試合数は今ほど多くなく、夏休みには団員達とキャンプをし、野球以外でも楽しんだ。プライベートでは78年に美恵子さんと結婚し、その翌年、長女が誕生した。試合のスコアラーをしていた美恵子さんに代わり、団員の母親がグラウンドで長女の子守りをしてくれたことも思い出だ。

 選手達がいいプレーをした時は「100点!!」「ナイスプレー!」とたくさん褒める。「子ども達に気持ちよく、伸び伸びとプレーをしてもらたい」。そんな気持ちで昔から続けている。

 若いころは、熱くなりすぎて団員達を感情的に怒ることもしばしば。それでも「あれだけ怒られていた子ども達が卒団した後も野球を続けてくれていることが嬉しい」と進学先での活躍を耳にするたび喜びが込み上げる。

 かつての団員が父親となり、親子2代でビクトリーの一員としてプレーする姿に月日の流れの早さを感じる。白幡さんにとってビクトリーは「生活のほとんど」。チームの夢の実現に向け、今後もサポートを続けていく。 (理)

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