
近年、急激に人気が広がっているフィンランド発祥のスポーツ「モルック」。訓子府町では町民サークルが新たに発足し、10月から月2回、町スポーツセンターで活動を始めることになった。
モルックとは、木の棒を投げてピンを倒し、得点を競うゲーム。町内では、公民館が講師を派遣する巡回講座を利用したモルック体験会の実施が増えている。ルールがシンプルで体力を気にすることなく楽しめ、得点計算が脳トレにもなる―など、口コミで人気が高まっており、体験者からは「継続して楽しめる場所がほしい」という声が上がっていた。
町教委はサークル立ち上げのきっかけになればと、このほど体験会を開催。公民館講座と若がえり学級の公開講座を兼ねており、一般町民7人と学級生9人が参加した。
体験会では、協力隊の小見飛翔隊員らが見守る中、3チームに分かれてプレー。一投ごとに一喜一憂しながら楽しみ、あらためて競技の魅力を再確認した。参加した男性(76)は「誰とでもすぐに楽しめるのが面白い。老人会でも広めたい」と話していた。
その後、今後に向けて話し合い、参加者9人がサークルとして継続的に活動していくことを決めた。10月2日(木)から第1、第3木曜の午前10時~11時、町スポーツセンターで活動する。「初心者同士が気軽に楽しむ場。一緒に楽しみませんか」とオープンな雰囲気で、引き続き仲間を募っていくという。
町内では11月30日には小見隊員が企画するモルック交流大会も予定されており、町内のモルック人気や交流の輪は今後も広がっていきそう。 (理)
