
訓子府町で初めての町民モルック大会が11月30日、町屋内ゲートボール場で開かれた。高校生から90代まで22チーム、80人余りが参加し、競技を通じて体力や年齢を越えた交流が生まれた。
誰でも気軽に楽しめるフィンランド発祥のモルックを通して、体力づくりや異年齢交流を広げようと、地域おこし協力隊の小見飛翔隊員が企画した。大会前にはモルックサークルの立ち上げをサポートしたり、ゲートボール場の夜間開放を行いながら初心者向けにレクチャーを行うなど、競技のすそ野を広げた。
大会には訓子府高校の軽スポーツ部や老人クラブ、地域おこし協力隊、趣味仲間などで構成するさまざまなチームが参加。4ブロックごとにリーグ戦を行い、1位通過した4チームで決勝トーナメントを行った。
大会最高齢はチーム「ケアハウス」として出場した星賀譲さん、佐藤昌文さん、中山景子さんの3人。全員が92歳で、10月の体験会をきっかけにモルックを始めたばかりというが、高校生チームとも互角にプレーし、年齢に関係なく楽しめるモルックの魅力を体現していた(写真)。
参加者達は「みんなでにぎやかに楽しむ雰囲気がいい」「緊張したけど仲間と一緒に楽しめた」などと笑顔で話していた。大会は町内の70代夫婦らでつくる「豊坂」が優勝した。