
フィンランド発祥の軽スポーツ、モルックの体験会が11月29日、北見赤十字病院で開かれた。同病院の患者やスタッフ、一般市民ら30人ほどがモルックの楽しさに触れた。
モルックは木の棒を使って行うボウリングに似た競技。手持ちの棒(モルック)を投げて地面に立てた12本のピン(キットル)を倒し、得点を競う。
大空町が体験会に協力し、町教委の社会教育主事で昨年函館市で開かれたモルック世界大会に出場した松本晃さんが講師を務めた。同町は今年、大空町モルック協会を設立するなど競技の普及拡大に力を入れている。
松本さんはモルックの魅力やルールを説明し、同病院の和田侑也内科医師は「認知症予防やリハビリにもつながります」と紹介した。
参加者は早速、チームに分かれて対戦。一度にたくさんのピンを倒す爽快感や狙ったピンに当てる達成感を味わいながら、モルックの魅力に引き込まれていた。
小学1年生の子どもと参加した40歳の男性は「初めて会う人達と一緒に盛り上がることができました。手軽にできて(得点の計算で)少し頭を使うので、子どもから大人まで楽しめますね」と話していた。 (柏)