
上湧別町の河川敷コースでゴルフを覚え30歳頃から競技ゴルフに出場するようになった。北見カントリークラブの会員として2017、22、23年にクラブ選手権、16、18、20、21、24年にシニア選手権を制しカテゴリー別で計8回選手権を制覇している。
日本シニアゴルフ選手権に2回出場しており、63歳で全道シニアを制し出場した2022年の大会では34位タイになっている。
今大会はエルムカントリークラブ東コース6279ヤード・パー72を会場に2日間で行われ、道内のトップアマなど229人が出場。
山下さんは初日73で2位発進。1打差の最終日は1番ホールでダボスタート。その後は何とか持ちこたえ、残りすべてパーの前半38で折り返し。最終18番で2㍍のバーディーパットを決め、後半36で追いつくと、帯広の選手とのプレーオフも制した。途中最大4打差がついたが「最後まで諦めないで良かった」と振り返る。
遠軽高校ラグビー部で鍛えた体から繰り出すドローボールが持ち球だが、得意なクラブは「パター」と笑み。ゴルフ仲間と練習場での朝練を欠かさず、ハンデキャップ0~1前後を維持する。
現カテゴリーでは若手の部類で「今年はチャンスだと思っている」。日本ミッドシニア選手権は11月6日から岡山県で開催。3年ぶりの全国大会は「少しでも上位に」と静かに闘志を燃やす。 (寒)