
大相撲力士の矢後太規(たかのり)さん(31)=押尾川部屋=の相撲教室が3日、美幌町あさひ体育センターで開かれた。3歳から高校1年生まで12人が参加。矢後さんの胸を借りてレベルアップを図った。
矢後さんは十勝管内芽室町出身。学生時代、美幌町相撲連盟の白尾聡さんとともに国体予選などに出場した縁で来町した。
子どもたちは矢後さんがおだやかな表情で見守る中、四股やすり足を練習。勝てば土俵に残って取組が続けられる「申し合い稽古」を行った。
最後は矢後さんの胸を借りてぶつかり稽古。身長187㌢、体重170㌔を超える力士の力強さを体感した。美幌町相撲スポーツ少年団の永澤慶樹くん(美幌小6年)は「(矢後さんは)堅くて動きませんでした。もっと強くなりたいです」と向上心をのぞかせた。
矢後さんは参加した子どもたちについて「なかなか強かったです。相撲を続けてくれるのが一番いいが、ここで頑張ったことをこれからの人生で生かしてくれたら」と話した。
矢後さんは翌4日、津別町内で開かれた相撲教室でも子どもたちを指導した。 (浩)
