
大空町相撲クラブの中口龍輝斗くん(大空女満別中1年)と、津別町相撲少年団の池田湊くん(津別中1年)が、7月に北広島市で開かれた第46回北海道中学校相撲大会の団体戦で優勝した。個人戦でも中口くんが優勝、池田くんが準優勝。2人は8月20日から熊本県で開かれる全国大会の団体戦と個人戦に出場する。
団体戦は3人制で、2人は苫小牧相撲少年団の佐藤魁吏くん(苫小牧光洋中2年)と「北海道SC(すもうクラブ)」として出場。福島町相撲スポーツ少年団(渡島)、札幌東栄中をそれぞれ3―0で下した。
オホーツク管内の選手が優勝するのは2002(平成14)年度の津別中以来23年ぶりの快挙だった。
個人戦は10人がエントリー。予選リーグは中口くんがAブロック、池田くんがBブロックを4戦全勝で突破。上位4人の決勝トーナメントは、中口くんが佐藤くんをすくい投げで退け、池田くんとの決勝戦では上手投げで優勝を決めた。
佐藤くんは3位決定戦に勝ち、北海道SCが表彰台を独占。個人、団体を制した中口くんは「とてもうれしいです。団体は一丸となって戦うことができました。全国大会でも予選突破を目指し、皆で頑張ります」と全力での取組を誓った。
2人を指導する白尾聡さん(41)は「3人とも前に出て良い内容の相撲でした。全国大会ではそう簡単に勝てないと思うが、力を合わせてほしい」と期待している。 (浩)