北見の書道会「子峰の会」の書道展が、北見市内のまちきた大通ビルパラボ3階市民ギャラリーで開かれている。会員9人と指導する栗山子峰さんの作品30点を展示している。19日(日)まで(最終日は午後4時まで)。
同会は2019年発足。言葉の意味や筆遣いを大切に活動している。栗山さんの90歳を記念して、同会場で初めて作品展を開いた。
北原白秋の詩やかわいらしいスズメの絵が添えられた「雀」、筆の動きが伝わるようなダイナミックな「稲」など、躍動感あふれる生き生きとした作品が並ぶ。
また、約200年前に斜里で起きた津軽藩士殉難事件が題材の漢詩を、栗山さんが書で表現した作品も展示されている。
代表幹事の曽我富峰さんは「同じ文字を書いてもそれぞれの個性や性格が現れているので、そこを見てもらえたら」、栗山さんは「書道をやっていない人にもぜひ見てもらいたい」とそれぞれ話していた。 (菊)