誰でも書き込みができる、インターネット上の百科事典「ウィキペディア」にまちの情報を書き込んで地域振興につなげるユニークなワークショップ「ウィキペディアタウンin北見」が、11月8日(土)午後1時半~3時半、北見市立中央図書館で開かれる。主催する同館は「北見の百科事典をみんなで充実させてまちの魅力を発信しませんか」と参加を呼び掛けている。
「ウィキペディアタウン」とは、2012年にイギリスで始まった取り組みで、日本では特に地域を題材に共同でコンテンツを編集、投稿するウィキペディアイベントとして定着している。
当日の講師は京都府立高校の学校図書館司書として働く傍ら、ウィキペディアの情報充実を図る民間団体「edit Tango」を創設した伊達深雪さん。ウィキペディアの活用方法をはじめ、図書館の地域資料やレファレンスサービスを活用しながら各項目の編集体験を行う。
同館は、イベントを通じて参加者一人ひとりの情報リテラシーや発信力の向上による地域への波及効果にも期待。「ネットが当たり前になった今でも鮮度の高いローカルな情報を集めるのは難しい。私達の普通の体験をアウトプットする機会にしませんか」と話している。
ワークショップは誰でも無料で参加できるが、記事の作成や投稿にはウィキペディアのアカウント登録(無料)が必要なため、事前に作成を。講座で使用する端末(スマホやタブレットなど)は各自持参。申し込みは、同館(0157-57-4646)へ。 (理)
 
                        