
北見間税会会長で北海道間税会連合会常任理事の河合昭徳氏(62)が財務大臣納税表彰を受彰した。率先して消費税など間接諸税に関する税務知識の習得と普及に取り組んでいると高く評価された。3日、同氏が社長を務めるネッツトヨタ北見株式会社の会議室で、北見税務署による表彰状伝達式が行われた。
北見税務署によると、北見間税会の会員数は現在105社。講演会や税務研修会を開催するほか、毎年の「税の標語」の実施では事務局と連携し、小・中学校に対する募集勧奨を行っている。その結果、2024年度は道内単位間税会の中で最大となる1017点の応募があった。これまでの積極的な事業活動が認められ、全国間税会総連合会に加盟する全国約400団体の中から9団体が選ばれる「モデル会」の指定を受けている。
河合氏は2005年に北見間税会の理事となり、12年からは同会会長さらに北海道間税会連合会常任理事を務め、23年には国税庁長官納税表彰を受けている。
伝達式では同税務署の笹原裕次署長が「国家財政の確立に寄与するところ多大であり、他の模範である」とする片山さつき財務大臣名の表彰状を手渡し、見守る同社幹部らが拍手でたたえた。
これを受け河合氏は「税務署の指導の下、教えていただきながら『税の標語』などの周知に力を入れてきた。学校側も理解してくれて応募が増えている」と話す一方、会員数の拡大についても喜ぶ。「役割をしっかりと果たし、これからも納税思想の高揚に努めたい」と礼を述べた。 (寒)