トランポリンクラブKITAMIで活動する選手達が、さきごろ帯広市で開かれた第15回北海道年齢別トランポリン競技選手権大会で活躍した。静岡産業大学を卒業後、帰郷してクラブに戻った末冨穂香さん(23)が女子個人17歳以上で優勝、男子団体も優勝した。
末冨さんは北見柏陽高校時代、全日本選手権や国体などで活躍。大学進学後も競技を続け、現在は北見三輪小学校教諭として忙しい毎日を送る。
「月に2回ほどしか練習できず、仕事と競技を両立することの難しさを実感しています」と末冨さん。大会では技の難易度を下げ「子ども達のお手本になるようなきれいな演技を」と心がけ本番に臨み、社会人として初めて出場した復帰戦を優勝で飾った。
このほか末冨さん、成田琴織さん(北見東陵中2年)、三浦栞那さん(北見高栄小4年)が女子団体で3位入賞。クラブでは女子選手が少なく団体を組むことが難しい中、「団体戦に出場できたこと、そしてメダルを取れたことが私個人の成績以上にうれしい」と声を弾ませる。
このほか男子個人11〜12歳で成田崇汰くん(北見美山小6年)が準優勝、同13〜14歳で石谷優気くん(北見小泉中1年)が準優勝。同17歳以上でクラブ指導者の赤塚洋人さんが3位、女子個人13〜14歳では成田琴織さんが3位に入賞した。
赤塚さんは選手の活躍について「けが人が多い中、堅実な演技を心がけたことが全体として良い結果につながった」と語る。
個人戦上位の5選手は、12月に神奈川県で開かれる川崎ジャパンオープン、来年5月に群馬県で開かれる全日本年齢別選手権への出場権を獲得した。 (柏)
