
北見商業高校柔道部の安田彩心(あやと)さん(3年)と妹の安田陽心(ひより)さん(1年)は、「北海道・カナダアルバータ州親善スポーツ交流」事業で、12月1日から10日まで同州に派遣される。2人は「とても嬉しい。英語は苦手ですが、柔道を通じて会話をしたい」と張り切っている。
この事業は1973年から50年あまり続く親善活動で、柔道の派遣は78年以来47年ぶり。
彩心さんは高体連の全道大会で3位入賞2回。陽心さんは中学時代に中体連の全道大会で優勝に輝く実績を持つ。2人は組手だけでなく形競技で全国大会に出場するなど組手、形の双方で活躍。これらの実績や人間性などが評価され、高校生男女14人の派遣メンバーに選ばれた。役員を含む一行19人がアルバータ州のエドモントン市などに8日間滞在し、親善試合や合同練習、文化交流などを行う。
将来、警察官を目指す彩心さんは「カナダの高校生や道内の高校生と交流を深めたい」。今後も柔道で結果を追い続ける陽心さんは「海外の人とたくさん練習したい」と話している。 (柏)