
北見市社会福祉協議会の登録ボランティアが、市内の視覚障がい者らに送る年賀状の作成に取り組んでいる。メンバー達は「少しでも喜んでもらえれば」と、心を込めて手を動かしている。
視覚障がい者や在宅で介護を受けている人を元気づけたいと、1988年から続ける恒例の取り組みで、今年は約200人分を作成する。作業は17日から開始し、完成まで週3回、市総合福祉会館に集まる。
年賀状は、目が不自由な人でも触って楽しめるようフェルトや手芸用レーヨン紐、和紙などを立体的に貼り付けて仕上げる。作業日には10~15人ほどが集まり、パーツごとに手分けをしながら完成を目指す。「年賀状のデザインは届くまでのお楽しみ」だそうで、メンバーは「受け取った方に新年のおめでたい気持ちが伝われば」と話していた。 (理)