
置戸町図書館に1夜限りのカフェが〝開店〟した。訪れた人たちは薪ストーブの前でギターの生演奏に耳を傾けながら本やコーヒーを楽しみ、いつもと違う館内での時間を思い思いに過ごした。
11月28日の夜間開館に合わせたイベント「夜の図書館カフェ」。
訓子府町内のカガミ菓子店がコーヒーやホットコーヒー、焼き菓子などを販売したほか、網走在住の田代勝紀さんがブルースを中心にソウルフルな歌声とギター演奏を披露した。学校巡回司書の馬場奈緒美さんらによる朗読も行われ、田代さんが即興で伴奏し、物語を盛り上げた(写真)。
演奏を楽しむ人や書架で本を選ぶ人、編み物をする人、友人とお茶を楽しむ人など、それぞれに夜の特別感を楽しみながら図書館を満喫する姿が見られた。
同館は新聞を読みに来たり、待ち合わせ場所にしたり、薪ストーブで暖を取ったりと「本を借りるだけの場所でなく、一つの居場所として図書館を気軽に活用してください」と呼び掛けている。 (理)