置戸町図書館に17日、箏(そう・こと)の音色が雅やかに響いた。同町出身で筝曲指導者の長谷川仁美さんと町内在住の堺日花里さんの2人による「読書と暖炉と音楽と~新春筝の調べ」。曲の合間にはこの日のいでたちの披露も盛り込まれ、豊かな時間を過ごした。
木造づくりで天井が高く、幾層にも並ぶ書架の音響効果が「弦楽器の反響に合っている」(長谷川さん)と同図書館を演奏会場とした。
歌謡曲を交え9曲を披露。押し手、引きしろといった様々な奏法を駆使する古典の「六段の調べ」では、作者の八橋検校についての歴史にもふれた。
着物が趣味の堺さんはこの日、はかまとブーツのいでたち。日常と区別し「気が引き締まる」と和装と演奏のコラボを楽しんでいた。
長谷川さんが三味線を手に端唄「鶴の声」を披露。歌を交えた筝と三絃の絶妙な掛け合いが、館内に優美に流れた。
演奏後には楽器に触れる時間も設けられ、希望者が多ければ今後、体験会を開催したい考えを話した。 (寒)
