
美幌町社会福祉協議会の災害ボランティアセンターフォーラムがこのほど、しゃきっとプラザで開かれ、町民44人が防災や減災について考えた。
社会福祉協議会と地区たすけあいチーム活動推進協議会、美幌町自治会連合会福祉部会が共催。2部構成で、まず社会福祉協議会技能員の小室宏明さんが講話した。
小室さんは、自然相手の災害を完全に防ぐのは不可能だとし、ハード、ソフト両方の対策や、ハザードマップを活用するなどして事前に地域のリスクを確認しておく必要性を指摘。自衛隊や警察、消防などが活動するには地域住民との共助が不可欠だとし、日頃のコミュニケーションや、家具転倒防止、感震ブレーカーの導入、訓練の実施など物心両面の備えが大切だとまとめた。
第2部では「備え」について意見交換。参加者は「いざというとき紙おむつで生活できるよう定期的に使っている」「独居高齢者の見守りを兼ねて、町内会を歩いている」などと取り組みを発表した。
主管の美幌町ボランティアセンター運営委員会委員長の太田博美さんは「入院時に必要だと思って持って行ったものが、災害時にも必要と感じた」とまとめた。 (浩)