北見市内のHonda Cars北見常盤パーク(常盤公園)の12月初旬の風景。中央にある池には、まだ40羽ほどのカモがいた。ほとんどが、黒い口ばしに先が黄色のカルガモ。その中に1羽だけ、光沢のある緑色の頭をしたマガモがいた。
鳥はつがいで行動するという、漠然とした認識のもと、マガモのメスを探すも見当たらない。ふと、群れから離れた池の中ほどに目をやると、光沢のある緑の頭が見えた。隣にいるのは茶色のカモ。遠目ではマガモのメスなのか、カルガモなのか判別できず近くまで走る。カメラの望遠レンズで確認すると、マガモのメスと判明。冬の池でつがい形成が始まったようだ。
群れにいたもう1羽のマガモは、今後どうするのだろうか。カルガモとペアを組み「マルガモ」を育てる可能性はあるのか。それとも1羽で独立して生きていくのか―。そんなことを考えながら眺める、のどかな昼下がり。 (知)
