
北見市の古里優太くん(北見西小6年)が北海道選抜の小学生チームの一員として、第22回西日本選抜学童軟式野球大会に出場する。北海道チャンピオンシップ協会主催のセレクションで約5倍の狭き門を突破した。「チームの優勝へ、ヒットをたくさん打ちたい」と大張り切りだ。
同協会のセレクションが11月2日、千歳市のファイターズアカデミー専用球場で開かれ、道内各地から小学生98人が参加。キャッチボールと実戦形式の守備・打撃が審査された。
北見市内の野球少年団・常盤クラブで活動してきた古里くん。三振の取れるピッチャーや憧れの巨人軍・坂本勇人選手と同じ内野手として活躍。すでに卒団しているが主将を任され、チームの最大目標だった全日本学童軟式野球マクドナルド北北海道大会に導いた。
セレクションでは札幌や旭川の強豪チームの選手がたくさんいて「スピードは速いし、守備もうまかった」そう。それでも審査員を前にピッチングやサードの守備をミスなくこなし、結果を待った。千歳からの帰途、webで選抜メンバー19人が発表され「車内で、家族で喜び合った」そう。家族は「卒団後も長く応援できて幸せです」と感謝を語る。
選抜大会は全国から35チームを集め今月20日から岡山県倉敷市で開催。この1カ月間、週末はチームの合同練習や練習試合で札幌市や歌志内市などに遠征している。「いつも送迎してくれる親に感謝です」と古里くん。「みんなうまいけれど、自分もやっていけそうです」と前向きで、小学生の集大成として「一つでも多く試合したい」と楽しみにしている。 (寒)