
東京警視庁浅草署のワタナベと名乗る、本当にいそうな偽警官から電話が掛かってくるところからスタート。「マネーロンダリングに関わっている。近く家宅捜索に入る」と告げられ、町民役のナカムラさんは動揺する。間髪おかず「顔が見えると安心だから」とテレビ電話に誘導。ニセの制服、ニセの警察手帳をちらつかせ、身柄拘束、強制捜査といった不安な言葉を印象づける。
劇では、ナカムラさんが困っているところへ、流れるように法律事務所のモリシタ偽弁護士が登場。「町内では他の人の目も気になるだろうから、北見で」などと言葉巧みに高額を振り込ませた。
町教委職員と町民(町防犯協会)が演じた。監修・脚本を手掛けた同署置戸駐在所の山本晃聖所長によると「実際に北見で起きた事案をもとに脚色した。いつ置戸で起きても不思議でない」と観客に話し掛け、高齢大学生らは食い入るように見入っていた。
「大丈夫という人が一番危ない」と同警部補。「警察官が捜査中ですと打ち明けることはあり得ない。何千万円も当選したというのもあり得ない。応募もしていないのだから」として「でも相手はプロであり、皆さんはカモでしかない。危ないと思ったらアクセスしないで、お孫さんらにちゃんと聞いてみて」と助言。「怪しい電話だと思ったら逆に『あんた本当に警察官かい?』とそれぐらい聞いてもOK」とし「僕は本物ですよ」と笑わせて講評を結んだ。
受講した高齢大学生は感想を「面白く学べた。笑って中身を忘れそうだけれど、私は大丈夫」と話した。 (寒)


