巧妙化する手口…知らないと被害者に

2025-08-28 掲載

(置戸町/社会)

おけと大学で「特殊詐欺被害防止講演会」

 寸劇の観賞を通じて特殊詐欺の実態を知ってもらおう―と置戸町教育委員会と北見警察署置戸駐在所は創作劇の「特殊詐欺被害防止講演会」を共同制作。町の生涯学習講座おけと大学(町教委主催)の舞台で〝公演〟した。観劇した高齢者は「(演技に)引き込まれ、だまされそうになった」「私は大丈夫と思っていた。知らなかったらだまされていたかも」と迫真の演技に熱中していた。

実際に北見で起きた事案元に創作劇通じて注意呼びかけ
相手はだましのプロ 大丈夫という人が一番危ない

偽警察官役に扮した町職員がテレビ電話に誘導 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
偽警察官役に扮した町職員がテレビ電話に誘導

 東京警視庁浅草署のワタナベと名乗る、本当にいそうな偽警官から電話が掛かってくるところからスタート。「マネーロンダリングに関わっている。近く家宅捜索に入る」と告げられ、町民役のナカムラさんは動揺する。間髪おかず「顔が見えると安心だから」とテレビ電話に誘導。ニセの制服、ニセの警察手帳をちらつかせ、身柄拘束、強制捜査といった不安な言葉を印象づける。

 劇では、ナカムラさんが困っているところへ、流れるように法律事務所のモリシタ偽弁護士が登場。「町内では他の人の目も気になるだろうから、北見で」などと言葉巧みに高額を振り込ませた。

 町教委職員と町民(町防犯協会)が演じた。監修・脚本を手掛けた同署置戸駐在所の山本晃聖所長によると「実際に北見で起きた事案をもとに脚色した。いつ置戸で起きても不思議でない」と観客に話し掛け、高齢大学生らは食い入るように見入っていた。

 「大丈夫という人が一番危ない」と同警部補。「警察官が捜査中ですと打ち明けることはあり得ない。何千万円も当選したというのもあり得ない。応募もしていないのだから」として「でも相手はプロであり、皆さんはカモでしかない。危ないと思ったらアクセスしないで、お孫さんらにちゃんと聞いてみて」と助言。「怪しい電話だと思ったら逆に『あんた本当に警察官かい?』とそれぐらい聞いてもOK」とし「僕は本物ですよ」と笑わせて講評を結んだ。

 受講した高齢大学生は感想を「面白く学べた。笑って中身を忘れそうだけれど、私は大丈夫」と話した。 (寒)

不安そうな被害者役の町民 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
不安そうな被害者役の町民
偽弁護士役の町職員が登場 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
偽弁護士役の町職員が登場
「お願いだからだまされないで」と講評する劇制作の駐在所所長さん == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
「お願いだからだまされないで」と講評する劇制作の駐在所所長さん

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