
2024年の第38回大会で歴史に幕を閉じたビホロ100㌔デュアスロン大会の実行委員への慰労会が23日、町民会館で開かれた。歴代のポスターが並ぶ会場で、委員ら約20人が大会を懐かしんだ。
大会は1987(昭和62)年、美幌町100年事業として始まった。当初はビホロバイアスロンの名称で、97(平成9)年にデュアスロン大会に改称。2007年にラン10㌔ー自転車80㌔ーラン10㌔の競技形式になった。
町内外からアスリートが集まり、15年には最多の338人が出場。近年も250人前後が出場するなど、根強い支持を集めた。
23年の自転車ロードレース大会「ツール・ド・北海道」で死亡事故が発生したことを受け、より万全な安全対策を講じることが求められるようになったことや競技役員の不足などさまざまな要因が重なり、24年を最後に終了した。38回の出場者数は計8783人。
慰労会の会場には、第1回から第38回までのポスターがずらりと並び、第38回大会の実行委員長を務めた伊藤善啓さんが「皆さんのこれまでのご協力に深く感謝したい。思い出を語り合いましょう」とあいさつ。猛暑で大勢が棄権した04年の第18回など記憶に残る大会も多く、参加者たちはポスターを眺めながら思い出話に花を咲かせていた。 (浩)


