
北海道中小企業家同友会オホーツク支部の新年交礼会とこれを前に新春講演会が20日、北見市内のホテル黒部で開かれた。
札幌を中心にパンなどの製造販売を手がける㈱どんぐり社長で同会白石・厚別地区会所属の野尻雅之氏が「業界の常識を覆すまた行きたくなる店づくり」をテーマに報告した。
1983年に1店舗から始め、焼きたてパンの店とクチコミで評判になり、今や道内12店舗に拡大している。
売り上げについて、「やるべきことを店長に要求しない」と野尻氏。「成長できているか自分達で評価し、やることは何か自分達で考えなさい」と常日頃話すそう。「業績会議の内容は自分達で決めなさい」とも。「現場のほうが絶対に分かっていて、そちらを尊重する」と実際に本部は各店を管理していない。
人を活かす経営について「人を動かすのは正しい知識や立派な説明などではなく、自分の中にある答えに気づく瞬間である」とし、「人の感情が動かないとお金が動かない。自分事として捉え、動くかどうかだ」と〝気づき〟こそが成長の鍵だと断言した。
行政や金融機関、大学の関係者ら来賓を迎えた新年交礼会で同支部の諏江春樹支部長は「野尻さんの話は何回聞いても飽きない。家業のリフォーム業に置き換えて話してくれているようでワクワクした。一緒にワクワクする良い年にしましょう」と挨拶した。 (寒)
