
北見歩くスキーの会の会長を務める井田正忠さん(87)が、全日本スキー連盟からクロスカントリースキーの「名誉検定員」と「功労指導員」に認定された。20年以上にわたる指導員歴を持ち、北見を中心にクロスカントリーの普及と後進の育成に尽力してきた功績が評価された。井田さんは「クロスカントリーのおかげで、たくさんの仲間と出会えた。ありがたい」と喜びを語る。
学生時代からテニスに打ち込んでいた井田さんは、定年退職後に冬でも楽しめるスポーツを始めたいと、55歳から歩くスキーを始めた。市の初心者講習に参加し「5年で選手に」と目標を立てて練習に打ち込んだという。
湧別原野オホーツククロスカントリースキー大会には通算20回以上出場し、最長80㌔コースを走破。66歳と67歳の時には一般10㌔コースで優勝した。
身近に指導者がいなかったことから指導員を目指し、2002年に合格。上級者の滑りを参考にしながら検定員資格の取得に向けて努力を重ね、2年後の04年に検定員となった。以降、初心者教室や小学校などで競技の魅力を伝えてきた。19年からは同会会長を務め、若い世代の指導員や検定員の受験をサポートするなど、地域のスキー活動を長年支える存在となっている。
井田さんは、クロスカントリーの楽しみ方について「道具選びから雪原を滑り、山でおにぎりを味わうなど自然を体感できるのが魅力。上手な人の滑りを見て学ぶことやバッジテストを目標に練習したり、大会への出場をきっかけに、全国に友人ができることも醍醐味」と語る。今後も「無理のない範囲で楽しさを伝えていきたい」と話している。 (理)