北見ではこの冬も突出した寒さはなかった。最も低くてマイナス23・2度。かつてのようなマイナス30度や25度を超える厳しい寒さは今季も影をひそめるものの、マイナス20度以下の日がシーズンを通して16日間と一定程度の寒さは出現した。
そのシーズンの寒さを振り返るとき、平均気温よりも最低気温の極値のほうが印象深いことから、12月~2月の北見のマイナス20度以下の出現日数をベースに、毎冬の最低気温について調べてみた。
温暖化の影響か…極端な低気温は減少傾向に
北見で気象庁の観測が始まった最初のシーズンの1977年2月15日にマイナス30・5度を観測し、さらに翌78年2月17日に観測したマイナス30・9度が北見の最低気温の1、2位。85年1月25日のマイナス30・1度を含めこの3回、30度超を記録している。
これほどまでいかなくても、マイナス25度を超えるような厳しい寒さはやはり1970年~80年代に圧倒的に多い。一方、90年代から2015年頃まではマイナス25度を超える寒さは現れず、さらに同20度に達する日がシーズンを通してゼロの年が1993年、2007年、09年と3回記録されている。
近年になり2019年にマイナス28・2度、翌20年に同28・1度と連続して寒い年が現れたが他の年は同25度までに達せず、今季も比較的中程度の寒さだったといえそうだ。
今季の最低気温マイナス23・2度は1月7日に観測。かつては2月中旬にその年の最も低い気温を観測することがあったが、近年は1月上旬~中旬に最低気温を観測することも多くなっているようだ。2月が暖かく、今年2月の月平均気温は2月として過去4番目に暖かい記録だった。 (寒)
