
45年にわたり「北見ヶ丘」の動植物を撮り続ける北見のアマチュアカメラマン、金田正実さん(71)の講演会「身近な自然を撮り続けて」が14日、市立端野図書館で開かれた。約40人が参加し、身近な里山の美しさや大切さをあらためて感じていた。
北見ヶ丘は、市川東や南丘一帯に広がる丘陵地。金田さんは身近に生息し、継続して撮影できる被写体としてエゾリスの撮影を始めた。北見ヶ丘を主なフィールドに撮影を続け、2003年には写真絵本「うらやまのエゾリス」(福音館)を出版している。
北見ヶ丘の動植物撮り続け
講演会では、北見ヶ丘で撮影したエゾリスやキタキツネの写真を中心に紹介。今の時期に見られるイタヤカエデの樹液をなめるリスをはじめ、巣穴から顔を出す子リスや子ギツネ、リスの交尾の瞬間など貴重な場面を収めた写真が映し出された。
また、かつて無加川に架かっていた人道橋・第2観月橋の橋脚から川をのぞき込むリスの姿など、今では見られなくなった風景も紹介し、参加者の関心を集めた。
金田さんは「ぼくたちは身近な自然を大事に見つめていく必要がある。写真は記録として残る。ずっと撮り続けることで変化に気づくことができる」と語り、「自然に限らず、何気ない身の回りの風景を撮ってみては」と呼びかけた。 (理)