アバターで集まり、絵を描いて交流―。北見市教育委員会は17日、メタバース(仮想空間)上で不登校の児童・生徒の居場所として開放している「あおぞらパーク」でバーチャルアート教室を開いた。小学4年生から中学2年生までの9人がオンラインで参加し、アーティストと交流しながら創作を楽しんだ。
「あおぞらパーク」は今年度から開設され、現在18人が登録している。コミュニケーション力や自己有用感の育成に加え、利用者同士の交流の機会としようと、初めてイベントを企画した。
教室は市端野総合支所に市教委職員らの運営拠点を置き、オンラインで実施。講師として、モンゴルやベトナムなど世界21カ国を訪問し、養護学校や盲学校などでアートワークショップを開いているアーティスト、Satoly(サトリー)さんを迎えた。サトリーさんもオンラインで参加者とつながり、創作のアドバイスを送るなど交流した。
参加者同士でキャンバスを共有し、絵でしりとりを楽しんだ後、パーク内の好きな場所に移動して創作に取り組み、サトリーさんがチャットで個別にアドバイスを送った。
参加者たちは、スマートフォンアプリで描いたイラストや、折り紙で青空を表現したちぎり絵、さまざまなシールを組み合わせたコラージュなど、一人ひとりの個性あふれる作品を制作、互いに鑑賞し合った。
サトリーさんは参加者の作品を見て「絵は自分の心が現れるもの。みんなの優しさが込められている」と話し、「オンラインの可能性を感じた。1人ひとりのやりたいことを授業やコンテンツとして展開することで、みんなの夢が広がるのでは」と期待を込めた。 (理)

