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連載 シリーズ北方領土を知る (1)

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2018/11/26掲載(その他/本紙連載)

道総務部北方領土対策本部が
網走で情報提供セミナー開催

道総務部北方領土対策本部は19日、北方領土に関係する情報提供のセミナーを網走セントラルホテルで開催した。一昨年12月の日ロ首脳会談で、北方四島での共同経済活動の検討に入ることで合意したのを受けてのもの。直近の会談を踏まえたものではないが、新たな動きが取り沙汰されるなか注目された。セミナーでは北方領土問題の概要、共同経済活動の意義、北海道の関わりなどについて担当者が説明。「近くて遠い」とされる北方領土について、セミナーの資料を基に改めて学ぶ。  (寒)

距離3.7キロ…近くて遠い日本の国土
4島の面積はオホーツク管内の半分
戦後の日本人居住者のほうが現在住者より多く

北方4島の位置

北方4島の位置

セミナーは、道内を6地区に分けて昨年から順次実施しており、今回、オホーツクエリア分として開催した。元島民や家族、行政機関の担当者、議会議員らが参加。まず道総務部北方領土対策本部が北方領土問題の概要について説明した。

【北方領土の帰属を巡る歴史】

・日本はロシアより早く北方四島の存在を知り、多くの日本人がこの地域に渡航するとともに、徐々にこれらの島々の統治を確立した。

・1798年には幕府の役人が択捉島に標柱を建てて、日本の領土であることを示した。

【日本とロシアの国境線の取り決め】

・1855年の日魯通交条約において、日ロ間で北方四島が日本の領土であると確定。

・1875年の樺太千島交換条約、1905年のポーツマス条約を通じて北方領土は他国の領土になったことがない「日本固有の領土」。

【北方四島の姿】

 北海道本島との距離は、歯舞群島の貝殻島までが3.7キロ、国後島までが16.0キロ。面積は歯舞群島の約95平方キロメートルから最大の択捉島の3168平方キロメートルまで合計約5千平方キロメートル。オホーツク総合振興局のおよそ半分の広さ。

【北方四島の現状】

 元島民の状況は、千島歯舞諸島居住者連盟の調べで今年10月31日現在、元居住者が4島合わせて5986人で平均年齢は83.7歳。2~4世の後継者は合わせて2万9286人。

 1945(昭和20)年8月15日時点の四島居住者は合わせて1万7291人だった。

 これに対し2015年1月1日現在の四島在住ロシア人は合わせて1万6828人。

・北方四島には自由に行き来することはできない。日本政府は、日本国民がロシアの査証(ビザ)を取得して北方四島に入域することは「北方領土は我が国固有の領土」という政府の立場と相いれないため、これを自粛するよう求めている(平成元年9月19日閣議了解)

・現在、日ロ双方の領土問題に関する法的立場を害さないという前提のもとで、日ロ間で設定された北方墓参、四島交流、自由訪問の3つの枠組みにより、日本国民の北方領土訪問や日本国民と北方四島在住ロシア人との交流が行われている。

 

網走で開かれたセミナーの様子

網走で開かれたセミナーの様子