置戸町地域福祉センターで「ちょっと教えて置戸のいいところ」講座が開かれた。
昨年10月に専門家を招き、地域における互助環境やつながりの大切さを確認したのに続く2回目。町民18人が自主参加した。
町地域福祉センター生活支援コーディネーターの永井真由子さんが講座の案内役を務めた。永井さんは自ら取材した、置戸のちょっといいところを挙げ、ファシリテーターの役割を兼ねて、参加者の発言を引き出した。
「置戸の街には、椅子を置いているところが多い」という事例には、参加者から「出掛けやすい」「ちょっと歩いて、座れるところがあるのがいい」と賛同の声が上がった。
ある参加者は、老人クラブの会員減少が悩みだったが「4~5人でもやっぱり続けようということになった」と紹介し「長く続けるこつは自分達が楽しむことだと気づいた」と話し、参加者から共感を得ていた。
ボランティア活動は「集まり自体が楽しい」という声や「『行こ行こ』という誘いの声掛けもうれしい」と、ふだんから自然とできているコミュニケーションの実践例も上がった。
永井さんは「住んでいるとなかなか分かりづらいが、横から見てみるといいというのが分かった」とまとめた。参加者の一人は「置戸に住んでいて幸せ」だと改めて語った。(寒)