人が暮らす〝今〟と〝未来〟を探そう!!

北見市・網走市・美幌町・大空町・津別町・置戸町・訓子府町の2市5町に約85,000部を所定エリア全域配布

【オホーツクの情報源/伝書鳩WEB】

北見市で発行される日刊フリーペーパー 情報誌 チラシのポスティング 広告 所定域の全戸配布・部分配布 WEBコンテンツ オホーツク特選街・サイト制作
サイト内メニュー
会社案内メニュー

連載 西コミセン、誰のもの? (上)

tweet
2019/08/20掲載(網走市/社会・本誌連載)

調べてみました

 網走市の西コミセンが導入する独自制度「小中学生の無料化」について、読者から本紙に手紙が寄せられた。主な内容は、中央小に通う子どもが西コミセンを利用できないのはおかしい-という指摘だった。取材を重ねると、人口減少社会(少子高齢化)の到来を踏まえた上での将来のまちづくりについて考えさせられた。    (大・記者)

「子ども無料化」読者の疑問
地域的には対象の校区も 特殊事情が絡むのでは…

本紙に寄せられた手紙

本紙に寄せられた手紙

 読者からの手紙には、差し出し人の名前、住所、連絡先などは書かれておらず、よって手紙の内容の事実関係は調べきれなかった。しかし、「なるほど」と思う指摘があったため、関係者に取材してみた。

【論点 (1)】対象者は?

 読者からの手紙では、中央小学校に通う児童が西コミセンの利用を拒まれた-となっている。この点についてすべての事実関係は確認できていないが、手紙を機に「対象者」を改めて調べてみた。

 西コミセンの「小中学生無料化」の対象は、主に大曲・三眺・天都山(一部)・新町(一部)=いわゆる西地区=で生活する小中学生とされる。対象地域の校区は、中学校だと「第二中学校」だけだが、小学校は「西小学校」と「中央小学校」となる。

【考察 (1)】

 そもそも、なぜ西コミセンは小中学生の無料化に踏み切ったのか。同コミセンや網走市役所などの関係者に聞くと、住民から「大曲や三眺地区に住む子どもの居場所を作ってほしい」といった要望を受けてスタートした。

 大曲地区には、西コミセンを囲むかのように10棟の公営住宅が建ち並ぶ。こうした特殊事情も絡み、西地区は市内住宅街の中で高齢化率が高い。核家族化も進み、放課後の居場所が少なくなった子どものため、西コミセンは2017年6月に無料化をスタートさせた。

 こうした“地域の特性”や無料化スタートの“背景”を踏まえると、西コミセンの主な無料化対象者は大曲・三眺地区に住む小中学生-と位置づけられる。ただ、西コミセン関係者の1人は「子どもなら誰でも無料にしてあげたいのが本音」とこぼす。

 西コミセンの無料化制度は市の補助事業を受けて実現。この補助事業を受けるにあたり、西コミセンとしては地域施設としてのルール・倫理感を守らなければならないのである。