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農家の複雑な思い

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2020/01/11掲載(北見市/社会)

年明け後も雪少なく…

 1月になっても、北見市内では積雪の少ない状態だ。農家は土壌凍結が進むことで、雑草化する野良イモ対策や土のこなれ(砕土性)が良くなると、〝しばれ〟を歓迎する一方、この先もまとまった雪が降らなければ、「春の作業や作物の生育に影響が出かねない」と複雑な思いを抱えている。

土壌のしばれは歓迎も春作業への影響懸念

雪のない秋まき小麦の畑(北見市上ところで8日に撮影)

雪のない秋まき小麦の畑(北見市上ところで8日に撮影)

 初冬にまとまった雪が降ると、雪の断熱効果で土壌凍結が浅くなる。そうなると収穫しきれなかったジャガイモが翌春に雑草化し、生育阻害や病害虫発生などの原因となる「野良イモ」が多くなる。

 これを防ぐため、農家はこの時期、畑に積もった雪をタイヤローラーなどで圧雪して凍結を促す「雪踏み」を行うが、今シーズンはその作業が行われていない。きたみらい馬鈴薯振興会会長(48)は「この冬、うちでは一度もしていない。『した』という話も聞いていない」。

 会長方では、畑に設置している凍結深度計は野良イモ対策に有効な35㌢を示しており「作業しなくとも、凍結が進むのはありがたい。土のこなれも良くなるので助かります」。しかし「しばれすぎると、春先に土が解けずに作業が遅れる可能性も出てくる」と懸念する。

 本来なら雪の下で眠っているはずの秋まき小麦も顔を出している。きたみらい麦作振興会会長(54)は「雪をかぶることなく、厳しい寒さにさらされたことで、麦は完全に休眠状態に入ることができた。今のところ心配はしていない」。

 しかし、積雪の少ないまま雪解けが始まる3月になれば「春先の霜柱による根切れなどの心配もある」と生育への影響を危ぶみ、「もうそろそろ適度にまとまった雪がほしいところですね」と話している。(理)

 

今シーズンはまだ行われていない雪踏み作業(訓子府町で昨年1月7日に撮影)

今シーズンはまだ行われていない雪踏み作業(訓子府町で昨年1月7日に撮影)