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敬老企画連載 ご長寿さん

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2020/10/01掲載(置戸町/本誌連載)

置戸・女性(82)

腕の骨折乗り越え編み物再開 出品できるようになりました
毛糸の帽子や靴下を手づくりの店で販売

 置戸町の女性(82)は編み物が得意。毛糸の帽子や靴下などを編んでは町コミュニティホールぽっぽ(旧ふるさと銀河線置戸駅)内の手づくりの店に出品している。ところが一昨年、転んで左腕を骨折。約1年にわたり、編み物は中止せざるを得なかった。それでも「また編み物ができるように」と編み棒を少しずつ動かすリハビリが奏功。1年のブランクを経て復活を果たした。「おばちゃんの毛糸の靴下が山歩きにはいいんだよなあ」と店を訪れる男性ファンもいて「おかげさまで、また出品できるようになりました」と笑顔で報告している。

 1938(昭和13)年、町内の生まれ。7人きょうだいの一番上で、小学校の高学年ともなると、みそ汁づくりなどご飯支度を任された。編み物は小学3年の頃、夜な夜な母から教わった。

 やがて家族全員分の靴下づくりは女性の役割に。毎年最初に作るのは父親の分。「冬に向けて11月には山に造材の仕事に入るので、それに間に合わせるように数足編んだ」。その次は一番下のきょうだいの分。元旦には家族全員の新しい靴下を用意し枕元に並べた。自分の分は最後だった。

 町常盤の酪農家に嫁ぎ、4人の子を育てた。学芸会で着る揃いの衣装を手編みで用意した思い出も。今は家業を息子の代に任せ、悠々自適に趣味を楽しむ。「右利(き)きなんだけれど、(折れた)左手も重要な役割を果たしていたのに気づいた」と、70年来のかけ がえのない感覚を少しずつ取り戻していった。

 町内の酪農家の女性グループ「はぐるま」の仲間達とともに2007(平成19)年から、手づくりの店に編み物作品を展示。夏用、冬用とときどき作品を入れ替えに出て来て、店で半日、仲間やお客さんと他愛のないおしゃべりで過ごす時間が自分へのご褒美。  (寒)