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置戸町の道有林で「照査法」試験

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2021/01/22掲載(置戸町/社会)

65年間の調査で見えたもの

 照査法セミナーでオホーツク総合振興局東部森林室森林整備課の尾関託茉氏は「置戸照査法試験林の施業経過報告~第8経理期を終えて」と題して発表。今後の施業について「第7経理期までは、蓄積の増加や高い成長率、枯損量の抑制などが実現していたが、第8経理期では蓄積が減少し、枯損量が増えている」と懸念を示した。

置戸で蓄積した技術が道内に広がれば
第8経理期は枯損量が急増、伐採量=生長量維持を

照査法試験林を現地見学するセミナー参加者。向かって右が施業林、左は無施業林(昨年11月13日、置戸町内の道有林)

照査法試験林を現地見学するセミナー参加者。向かって右が施業林、左は無施業林(昨年11月13日、置戸町内の道有林)

 施業区域の蓄積量は近年まで増加傾向にあり、第7経理期では1㌶あたり399立方㍍だったのが、第8経理期は392立方㍍と設定当初を除くと初めて減少した。

 また、樹木が枯れたり損傷を受ける枯損量は、第5経理期の1995年あたりまでは抑制されていたが、第7経理期終了の2011年の調査では急激に増加している。

 尾関氏は「枯損前に成熟した立木の伐採を進め、後継となる小径木の成長を促進することで枯損を抑制し、資源の維持を図ることが必要」と考えている。このことが「必要な資源を維持しながら多量の価値ある木材を生産する」という目標に近づくことができるという。

 今後は「成長量以上の伐採量を確保することで、林分の過密化を解消し、下木の成長を促す」「成長量を増加させ、伐採量=成長量を維持し、恒続的な木材生産が可能となる理想の蓄積を検討する」ことなどが施業の課題だとしている。

 東部森林室の岩田聡室長は「天然林の扱いは難しく、北海道の多くを占める針広混交林を持続的に管理できるよう照査法での技術を積み重ねているところ。大切な資源を失ってしまわないように、毎年少しずつ自然の恵みを頂いているという感覚。置戸での経験を基に、道内の天然林にも施業技術が広がっていけば」と期待を込める。

   <完>(寒)