「フード・バンク」開く
「フード・バンク」開く
2021/03/01掲載(北見市/社会)
市民有志の実行委が北見で
コロナ禍で経済的に困窮する学生への支援事業「フード・バンク」が2月21日、北見市内の東地区住民センターで行われた。学生達が会場を訪れ、保存食品や日用品などを受け取った。
食品や日用品配布し学生を支援
コロナ禍でアルバイト減るなど経済的に困窮
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くの学生が経済的に困難な状況に立たされているという。全国各地で学生向けの食料支援事業が行われており、北見では北見民主商工会や有志が実行委を立ち上げ、準備を進めてきた。
市民から野菜やレトルト食品、カップめん、洗剤やトイレットペーパーなどが寄せられ、軽トラック4台分になった。会場では、一度に入場できる人数を制限するなど感染防止を徹底。学生達は必要な物資を物色して持ち帰った。
実行委のメンバーは「予想以上に多くの学生が来てくれて、嬉しい悲鳴です」と対応に追われ、北見工大の男子学生は「コロナ禍でアルバイトの回数や勤務時間が減り、経済的に厳しい状況がまだ続いています。特に食品はお金がかかるので、とてもありがたいです」と話していた。 (柏)