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北見市・網走市・美幌町・大空町・津別町・置戸町・訓子府町の2市5町に約85,000部を所定エリア全域配布

連載 北見の匠 (4)

2021-03-04 掲載

(北見市/社会)

2020年度技能功労者の横顔

温根湯温泉の食事処「成や」 中嶋 幸男さん(64)
昼食から夜の居酒屋、テイクアウトも
「小さな地域、何でもやらなければ」

 北見市留辺蘂町温根湯温泉の食事処「成や」(なるや)で腕をふるう中嶋幸男さん(64)は長年にわたる調理人としての姿勢や取り組みが評価され、今年度の北見市技能功労者に選出された。「これからもお客さんの要望に応えられるよう励みます」と飲食業を通じた社会貢献を誓っている。

 白滝村(現・遠軽町)で生まれ、旭川市のまぐろ問屋に仕えた。「その当時、まぐろの神様と言われた人物がいて、仕入れから寿司店まで営むところに入って、丁稚(でっち)から鍛えられた」。10年ほど修業し、温根湯温泉の繁華街にあった飲食店・三(三喜・みき)本店に移る。

 北見の丸い百貨店内にもテナントを出すほどはやったこの店は、寿司から丼物、麺類まで扱い、十数人の板前を抱え、おいしさでその名を知られた。再び約10年、老舗店で基礎から学んだ中嶋さんは調理の腕を磨き、店の先輩調理師の成瀬次彦さんと一緒に、温泉街の一角に現在の店を構えた。成や、温根湯国際カントリークラブのレストランの双方で料理長を務める。

 北海道日本料理研究会本部講師、温根湯支部役員を歴任。温根湯小学校からの依頼で、児童にお米の研ぎ方や調理の楽しさを伝える授業を担当したことも。北海道全調理師会などから各種表彰を受けている。

 温根湯温泉の飲食店組合は現在、スナック1軒を含む4者になった。のれん街も営業している店は数少ない。「旅行客が減り、来店客の8割は地元の人。小さな地域なので、何でもやらなければ」と昼食から夜の居酒屋、テイクアウト、出前など何でもこなすのは自慢の腕と、身に付いたお客様を大切にするサービス精神からのよう。受賞後も変わらぬ味と人柄で接している。  (寒)

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