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北見市・網走市・美幌町・大空町・津別町・置戸町・訓子府町の2市5町に約85,000部を所定エリア全域配布

北見市上下水道局 新庁舎に…

2021-09-01 掲載

(北見市/社会)

配水池の監視機能

 北見市上下水道局は、今年1月に供用が開始された同局新庁舎(中ノ島町)に市内の各配水池(※1)の水量などをリアルタイムで把握できる監視機能を導入した。万一、大規模な漏水や断水などが発生した際、迅速な対応につなげるための災害対策システムだ。導入の背景やシステムの概要などを同局に聞いた。

調べてみました
災害時の迅速な対応へ
大規模断水の教訓生かし

広郷浄水場の滞水池
広郷浄水場の滞水池

■導入の背景には14年前の大規模断水が

 2007年、北見市内で大規模断水が発生。局地的な豪雨で常呂川が濁り、濁水を広郷浄水場で処理しようとしたため、浄水施設が破綻した。北見と端野自治区の約5万9千戸で断水し、断水エリア全域の給水が再開されるまでに5日間を要した。

 その教訓をふまえ、09年には取水した原水を浄水処理前にためておく滞水池(※2)などを広郷浄水場に整備。原水の取水ができなくても25時間、水道水を供給できる体制を整えた。今回、庁舎の整備に合わせて監視機能の強化を図ったのも、その背景には大規模断水の教訓があるという。

■市内19カ所の配水池を監視、23年度には全24カ所を予定

 監視システムは、モニター画面を通じて各配水池の水位、貯水量、給水可能時間などを表示。市内には配水池23カ所、滞水池1カ所が設けられている。現在、広郷浄水場と上下水道局庁舎では、北見と端野自治区合わせて19カ所(滞水池を含む)の監視が可能。常呂の2カ所は2022年度、留辺蘂の5カ所は23年度に監視可能となる見込みで、2年後にはすすべての配水池がネットワークでつながる。

■災害発生時に迅速・効率的な対応が可能に

 大規模災害発生時は庁舎の災害対策本部が給水車の手配や漏水の復旧などの対応に当たる。従来、対策本部が各配水池の貯水状況を確認するためには、そのつど浄水場に問い合わせをするしかなく「タイムラグや無駄が生じていた」(同浄水場)という。現在は監視システムを通じて直接、本部が状況を把握できるため迅速な災害対応が可能。浄水場側も水道供給の業務に専念できるメリットがあるという。

■災害対応機能を高めた新庁舎

 大規模断水から14年が経過。上下水道局はライフラインが寸断された場合でも職員が3日間滞在できる水量と電力を確保する受水槽と非常用発電設備など備え、災害対策を強化した庁舎となっている。

※1配水池=浄水処理した水を水槽にためておき、使われる量に合わせて供給する。

※2滞水池=常呂川から取水した原水をためておき、導水ポンプで浄水場に送る。 (柏)

上下水道局で監視可能に
上下水道局で監視可能に
水位、貯水量、給水可能時間などを表示
水位、貯水量、給水可能時間などを表示

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