北見商工会議所は、今年度第4四半期(2023年1〜3月期)の景気動向調査の結果をまとめた。新型コロナウイルスの感染者数減少やマスク着用ルールの緩和などで全体の業況が改善した。
北見市内の107社が回答。集計結果は好転割合から悪化割合を差し引くDI値(景気動向指数)で表した。
全体の業況は、前年に比べ「好転した」とする企業が33・6%、「悪化した」とする企業が34・6%。DI値はマイナス1・0ポイントで前年同期比28・9ポイントの大幅な回復となった。
業種別では、製造業がマイナス27・2で前年に比べ9・8ポイント悪化。これに対しサービス業は50・0で同95・0ポイントの大幅な改善を示したほか、小売業が12・5で同50・0ポイント改善、卸売業が20・0で同24・4ポイント改善、建設業がマイナス24・0で同10・8ポイント改善した。
「経営上の問題点」は1位が「諸経費増」で、依然としてエネルギー価格や原材料費の高騰が経営を圧迫。2位が「人材不足」で、多くの企業が人材確保に苦慮している。 (柏)