北見と網走、佐呂間などの70歳以上の野球選手で構成する「北海ベアーズ」は20日から札幌で開かれる第13回北海道古希軟式野球選手権に向け、準備に余念がない。2019年には全道準優勝し全国出場を果たしている。
このほど網走市営球場で中学・高校生の管内女子野球チーム「オホーツクスマイリーズ」と練習試合を行った。小野政道投手(72)、外山一二三投手(75)の投手リレーも万全に7—6でなんとか勝ち、石川正幸監督(77)は「女子選手もなかなかやるものだ」と強がった。
スマイリーズの中学・高校生チームは10日に札幌で第25回春季北海道女子軟式野球大会が控えている。練習試合で先発した浜田結芽投手(北見北斗高2年)は「今日はストレートが良かった」と感想。17、18日に帯広で第8回全日本中学女子軟式野球道予選を控える、中学チームの主砲・笹森琉愛さん(北見端野中3年)は「思うように全力が出せたのが良かった」とともに手ごたえを語った。東城英仁監督は「中学、高校ともに優勝や全国をめざしたい」と意気込みを語った。
訓子府町の60歳以上でつくる「訓子府生涯球児会」は40歳以上の朝野球チームを結成したのを由来に「いつの間にか還暦野球のカテゴリーになっちゃった」というチーム。昨年、還暦野球の公式戦デビューを果たした。
「ケガをするから練習しない」がモットーだが、さすがに10日から上川管内当麻町などで開かれる第23回北海道還暦軟式野球選手権に参戦するとあって、直前練習に汗を流す。岡泉憲明さん、佐々木修志さんといった60歳の〝若手〟が新加入し、森実晴二さん(72)、黒川一郎さん(66)らベテラン勢も刺激になっている。山岸昌章監督(80)は「ベテランと新人がうまくかみあって本気を出したら強いはず」と公式戦初勝利を見据える。(寒)