少年野球の北見中央リトルベアーズで活動する、佐々木遥琉(はる)くん(北見中央小3年)と真貝悠琉(はる)くん(同)の2人が小学3年生の北海道代表チームに選抜された。3年生の全国少年野球大会に出場する。
投手と捕手でバッテリーを組み、仲の良い2人。名前の読み方が同じなことから、チーム内では「ささはる」「しんはる」と呼ばれる。まだ全道大会に出場したことがないが、一足飛びに大舞台デビュー。全国に「北見の〝Wはる〟をアピールしてくるぞ」と大いに張り切っている。
道内の小学3年生を対象に約100人の応募の中から選ばれた。3月30、31日に滋賀県多賀町で開かれる第20回学童軟式野球3年生大会(ほかに6年生大会)に出場する。
投手の佐々木くんはバッティングも自慢で「練習試合でホームランを打った」と胸を張る。好きなプロ野球選手は「王貞治さん、ランディー・バースさん」とかなり渋く、リアル世代の記者を喜ばせる。
捕手の真貝くんは「ボールを後ろにそらさず、盗塁を刺す」と守備でチームに貢献する。憧れの選手はソフトバンクホークスの甲斐拓也捕手。父で監督の真貝仁志さんも2019年に社会人軟式野球の東日本大会に出場しており、親子で全国出場を果たす。
北見市教育委員会を訪れ出場の挨拶を行い、真貝監督が「ふだんの練習から頑張っているので選ばれてうれしい」と2人を紹介。武田雅弘教育長が「いい経験になるはず。ほかの野球少年の励みにもなる」とエール。2人は「バッテリーを組んで全国制覇したい」と大きな夢を語った。(寒)