8月上旬、熱心に水田を見て歩くのは北見市在住の稲作農家・畑中利男さん(55)。JAきたみらいもち米振興会の会長を務めていて「うちは遅いほう。他は頭を垂れてきた水田もある」と広く生育状況を気にかける。
近年は豊作傾向にあるが、技術改良への熱意は絶やさない。さかのぼり、ハウスで育苗した際のポット苗とマット苗のその後の生育状況を気にとめる。大事な開花と受粉は7月下旬に「親穂が終わって、今は遅穂に」と順調に進む様子に笑顔。「今年も田植えの後に霜が降った。でも大丈夫。10㌃当たり600㌔近くとれた一昨年に近いのでは」と出来秋を楽しみにしている。(寒)