今夏、市内では連日30度超えの日が続き、北見地区消防組合管内では7月と8月を合わせて101人が熱中症で救急搬送される異例の事態となった。
市内の小中学校では酷暑での学校生活を余儀なくされ「熱中症警戒アラート」が発令された8月23日と24日、義務教育学校を含む市内18の小学校が「危険な暑さ」を理由に臨時休校。市内36の小中学校のうち、普通教室にエアコンがあるのは端野小のみ。
普通教室から範囲広げ
学校全体で整備
代表質問では川島章則議員(市民・連合クラブ)、森谷隆文議員(かけはし)らが小中学校のエアコン設置について質問。辻市長は「国の交付金活用も視野に整備手法の検討を進めており、できるだけ早く整備を目指す」との考えを示した。
武田雅弘教育長は全普通教室にエアコンを設置する場合の事業費について「数億円規模になる」と答弁。また「普通教室、特別支援教室、保健室から優先的に着手し、その後特別教室や職員室へ範囲を広げる」と述べた。
夏休みの期間延長について武田教育長は「今年だけではなく、今後数年間の気象データを見て判断する必要がある」とした。(柏)