北見生活と健康を守る会(大場ヨシ子会長)とオホーツク勤労者医療協会(堺慎理事長)は17日、北見市に生活弱者への「福祉灯油」(燃料代助成)の実施と一般市民向けに物価高騰支援を求める要望書を提出した。
同守る会、同協会関係者らが市役所を訪れ、大場会長が浅野目浩美副市長に要望書を手渡した。高齢者や障がい者、ひとり親世帯、生活保護世帯に1世帯あたり2万円の福祉灯油の実施、物価高騰支援策として市民1人あたり1万円の支給を検討するよう求めている。
市民の生活相談を行う同会の大場会長は「年金だけでは生活費が賄えない。どう生活していいか分からないという相談が増えている」。出席者は「ほぼ一日を布団にくるまって生活する人もいる」「最も困っている人の目線で行政を進めてほしい」と、現状や要望を伝えた。
浅野目副市長は「国が低所得者世帯への7万円支給を予算化する見通し。国や道の動向を見極めながら市独自で何ができるか早急に検討したい」と述べた。(柏)